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システムエンジニアにおすすめの副業10選|知っておきたい注意点もあわせて解説

システムエンジニアにおすすめの副業10選|知っておきたい注意点もあわせて解説

現在、企業に所属するシステムエンジニアとして働いているものの、給与面の不満などから「副業をはじめてみたい」と考えている方は少なくないはずです。

本記事では、システムエンジニア向けの副業として10の業種を紹介します。


システムエンジニアが副業を行う際の注意点なども解説します。

さらに副業だけでなく、本業に専念したり、転職を検討したりしたほうが良い場合についても触れます。

システムエンジニアの副業報酬の相場

システムエンジニアの副業報酬の相場

システムエンジニアが副業で得られる報酬の平均は時給4,000円台からだとされています。

この金額はフリーランス向けのエージェントを利用した場合であり、クラウドソーシングを利用して副業を行った場合には、報酬額はもう少し下がることがあります。


システムエンジニアに限った話ではありませんが、副業の報酬額は経験年数によっても変わってきます。

経験年数が長いほど、高度な業務に対応できるとクライアントが判断しているためです。


もちろん業務を発注するクライアントによっても、システムエンジニアの副業に支払う報酬額は異なります。

高額な報酬を狙いたいのであれば、なるべく数多くの案件を比較・検討してみることをおすすめします。

システムエンジニアにおすすめの副業10選

システムエンジニアにおすすめの副業10選

システムエンジニアの本業は、システムやソフトウェアの企画・設計・開発・運用・保守、プロジェクト管理、顧客対応など、多岐にわたるため、副業として対応できる業務も本業同様、さまざまなものがあります。ここでは、システムエンジニアにおすすめの副業10選を紹介します。

1. Webライティング

システムエンジニアとしての知識や経験があれば、システムやソフトウェアなどの専門分野でのWebライティングで報酬を得ることができます。


例えば、数多くが存在するIT関連のメディアでは、専門性の高い記事を執筆できる人材を常に求めています。

システムエンジニアであれば、自らがライターとして原稿を書けることはもちろん、ほかのライターが書いた原稿を監修者としてチェックすることも可能です。


Webライティングは初心者でも挑戦しやすく、1案件あたりの単価は比較的低く抑えられている傾向がありますが、単発ではなく、長期的に継続する案件を獲得できれば、安定した収入となる可能性があります。

文章を書くのが得意だ、あるいは好きだというシステムエンジニアにはおすすめの副業です。

2. データ入力

「文章力には自信がないけれど、できればハードルが低く、気軽にはじめられる副業を行いたい」という方には、データ入力がおすすめです。


業務内容は、指定された通りにデータを入力して資料などを作成することです。

データ入力用のパソコンさえあれば、すぐにでもはじめられる仕事で、個人のアイデアや意見などが求められているわけではないため、気軽に行えます。


入力がおもな業務であるため、システムエンジニアであれば、簡単に、かつ早くこなせます。

ただし、専門的な知識や技術などが求められていないぶん、1案件あたりの単価はWebライティング同様、低めの傾向にあります。

3. 動画編集・画像編集

職業柄、日ごろからハイスペックなパソコンを使用しているシステムエンジニアは、自宅にもやはりハイスペックマシンを置いている人が少なくありません。


ハイスペックパソコンを使ってできる副業としては動画編集・画像編集が適しています。

例えばYouTubeに投稿するための動画の編集やサムネイル画像の編集など、さまざま案件があります。


動画編集や画像編集の需要は高く、案件探しに困ることもありません。

1案件あたりの単価も前二者のように「低めの傾向にある」ということはなく、副収入を得る手段としては魅力的です。

動画編集・画像編集を行うには、専用アプリを使用しますが、ITリテラシー、コンピューターリテラシーの高いシステムエンジニアであれば、仮にはじめて使うアプリであっても、さほど苦労することなく操作できるようになるはずです。


編集作業には多くの手間がかかりますが、ある程度の案件数をこなして慣れてくると、かかる時間を短縮できるようになり、効率よく収入を得られるようになります。

4. ブログ・アフィリエイト運営

「マイペースに副業がこなしていきたい」という方には、ブログが向いているかもしれません。

自分のブログを開設し、アフィリエイト広告を掲載して収入を得るという方法です。


アフィリエイト広告で収入を得るにはブログのアクセス数を増やす必要があり、このプロセスには結構な時間がかかります。

しかし、ブログ・アフィリエイト運営は、うまくいくと高収入を得られる可能性もあります。

単価の高いASP(Affiliate Service Provider:広告を出稿する企業などとアフィリエイターを仲介する企業のこと)と契約したり、特単(特別単価)契約を締結できたりすれば、より効率よく報酬を得られます。


ブログの運営が軌道に乗れば、安定した収入源として期待できます。

システムエンジニアとしてのスキルや経験をもとにしたコンテンツを多く投稿すれば、そこから新しい仕事につながる可能性もあり、ブログそのものが大きな財産となります。

5. オンライン講師

一定以上の経験を積んだシステムエンジニアであれば、副業でオンライン講師として働くことも可能です。


オンライン講師は、システムエンジニアとして培ってきた知識や経験をそのまま活かせる副業のひとつです。

自らの専門性をさらに高めたいと考えている初心者システムエンジニアは意外に多く、オンライン講師に対する需要は少なくありません。


人を指導するのが苦手でなければ、挑戦してみる価値のある副業です。

受講者も社会人であれば、スケジュールを合わせやすく、本業以外の空き時間を使って副業に取り組むことも難しくはありません。


集客方法には、例えばSNSなどを活用します。

自力で集客するのが難しそうであれば、プログラミングスクールに所属して、スクールの講師として授業を受け持つ方法もあります。

6. コーディング

ずばりシステムエンジニアとしてのプログラミングスキルを活かして行える副業がコーディングです。


副業向けの案件としては、Webサイトやアプリ開発のコーディングなどがあります。

難易度や工数は案件によって異なりますが、求人を行っている案件数は多く、自分のスキルや本業とのバランスを考慮して副業ができます。


最初のうちは、なるべく難易度が低く、工数が少ない案件からはじめれば、スムーズに進められるかもしれません。

コーディングに自信がある場合や、本業が落ち着いていて余裕がある場合には、難易度が高めの案件にも挑戦してみてください。


難易度が高い案件は、難しさに比例して報酬も高い傾向があります。

コーディングを副業にすれば、副業に取り組みながら、本業にも役立つ経験を積めます。

7. アプリ開発

システムエンジニアはアプリ開発に携わることもあります。

アプリ開発を多く経験しているエンジニアであれば、副業でもアプリ開発に取り組むという手があります。

これも上述したコーディング同様、ずばりシステムエンジニアとしてのスキルを活かせる副業です。

アプリ開発は個人開発または受託で行いますが、もし自らが魅力的なアイデアをもっているのであれば、個人でアプリを開発し、新しい作品をリリースしてみることをおすすめします。


アプリ内に広告を表示させたり、アプリ内で課金を行ったりして、報酬を得ます。

ただし、アプリの人気が出なければ、まとまった収入にはつながりません。ハイリスク・ハイリターンの方法だといえます。


着実に収入を得たいのであれば、企業などからの依頼を請けてアプリを作る受託開発が向いています。

要望に沿ってアプリを開発・納品することによって、契約した金額が報酬として得られる仕組みです。

8. システム開発

上述したコーディング、アプリ開発と同様、システムエンジニアとしてのスキルや経験をそのまま活かせる3番目の副業がシステム開発です。


副業としてシステム開発を行う場合には、基本的には受託開発として請けます。

企業のプロジェクトに参画し、メンバーとして開発に取り組みます。


いつもとは異なる環境で業務を進める副業の受託開発では、本業では携わる機会が少ない業界や言語の案件も経験できます。

副業で幅広い経験を積めば、本業にも活かせる可能性があるかもしれません。システムエンジニアのなかでも、特に上流のプロセスにも対応できる経験豊富な人材は、さまざまな企業から引く手あまたです。


多くの経験を積んでいるシステムエンジニアが、副業でもシステム開発に取り組めば、高額な報酬が期待できます。

案件をスムーズに獲得しやすい点も魅力です。

9. ゲーム開発

本業のシステムエンジニアとして、どのような分野を担当しているのかにもよりますが、ゲーム開発を副業として選択することも可能です。

人気の形態は時代によって変わってきましたが、ゲームはいつの時代にあっても人気の高いコンテンツであり、毎月のように多くの新作が発表されています。


特にプライベートでもゲームが好きなシステムエンジニアであれば、本業と趣味との両方を活かして副業を行えます。

ゲーム開発に携わるには、ゲームエンジンのUnityやAndroid OSなどに関する知識・経験が求められます。


クライアントによっては、実務経験を必要条件としているところもあります。高度な技術や専門性が必要なため、ゲーム開発の案件は比較的報酬が高い傾向があります。

10. AI開発

AI(人工知能)開発は近年、特に需要が高まっている分野です。

AIを搭載したシステムやツールが増えており、それにともなって副業として取り組める案件も増えてきています。


AI開発の案件では、プログラミング言語・Pythonなどを扱えるスキルが求められます。

数学やデータベースの知識、あるいはAI開発の実務経験を要件としている案件もあります。


どの案件にも共通していえることは、高度なスキルが求められるということです。

AI開発の案件は報酬が高く、対応できる知識や経験があれば、副業として行うには非常に魅力的です。


AI開発に対応できる人材はいまだそれほど多いとはいえません。

ハードルはきわめて高いものの、スキルを身につけるところからはじめたとしても、やりがいのある挑戦になるはずです。

システムエンジニアが副業を行う際の注意点

システムエンジニアが副業を行う際の注意点

システムエンジニアが副業に取り組む場合、注意しておくべき点がいくつかあります。

・確定申告が必要な場合もある

・本業に支障が出ないように注意する

・自社の就業規則を確認する

といったことです。ここでは、それぞれについて解説します。

確定申告が必要な場合もある

企業で働き、給与所得があるシステムエンジニアが副業を行って、年間の所得が20万円を超えた場合には、確定申告を行う必要があります。


所得とは、収入から必要経費(副業の収入を得るためにかかった費用)を差し引いた金額です。

例えば、副業を行うために新たにソフトウェアを購入したような場合が該当し、購入費は経費として計上できます。


副業を業務委託などではなく、給与が支払われる形で行っている場合には、20万円を超える、超えないにかかわらず、確定申告を行わなければなりません。

確定申告は毎年1月1日から12月31日までの1年分の所得に対して行います。


手続きは翌年の2月16日から3月15日までの間に行う必要があります。

本業に支障が出ないように注意する

副業は、本業をきっちりとこなしたうえで行うべきものであり、本業に支障が出ないよう気をつけることは当然です。


副業は、本業の勤務時間以外の時間に行わなければならないことはいうまでもありません。

ただし、本業以外の時間のすべてを副業にあてるようなことをすれば、十分な休息が取れず、本業で十分なパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。


睡眠やリフレッシュの時間を削りすぎないように気をつけ、無理のない範囲で副業を行うことが大切です。

もちろん副業であっても本業同様に、責任をもって取り組み、求められる水準(以上)の成果物を、納期までに納品しなければなりません。


本業も副業もおろそかにしないためには、両者のスケジュール管理を徹底する必要があります。

繰り返しになりますが、副業が本業に支障を来すようなことがあってはいけません。

自社の就業規則を確認する

システムエンジニアとして勤務している本業の勤務先が、副業を禁止している場合もあります。


副業の可否については就業規則などに記載されているため、副業を開始する前には必ず確認してください。

給与所得者の副業を禁じている法律はなく、就業規則などで制限されていなければ、個人の判断で行うことができます。


逆に企業は、一定の状況下において、従業員の副業を禁止・制限することは認められています。

厚生労働省が2018年に初版を公表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には次のような記載があります。

”裁判例では、労働者が労働時間以外の時間をどのように利用するかは、基本的には労働者の自由であり、各企業においてそれを制限することが許されるのは、労務提供上の支障となる場合、企業秘密が漏洩する場合、企業の名誉・信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合、競業により企業の利益を害する場合と考えられる。”(同ガイドラインから引用)

わが国では、多くの企業が副業を禁止しているといわれてきましたが(前出ガイドラインにも「多くの企業では、副業・兼業を認めていない」との記載があります)、2022年10月に一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が発表した「副業・兼業に関するアンケート調査結果」によれば、副業・兼業することを「認めている」と答えた企業は、回答企業の53.1%、「認める予定」は17.5%と、全体の70.5%が副業に肯定的でした。


副業に肯定的な企業は2019年以降に急増しており、その理由としては、上述したガイドラインで「モデル就業規則」が公表されたこと、コロナ禍でテレワークが普及し、副業を行える環境が整ったことが挙げられます。

副業を禁止していない企業に勤務している場合であっても、副業を開始するときは勤務先に報告することをおすすめします。

企業によっては、副業を認めてはいるものの、申請が必要な場合もあります。


なお、本業の勤務先が副業を禁止しており、収入面に不安があるという場合には転職も視野に入れてみてください。

副業の目的が明確でない場合は本業に専念したほうが良い

副業の目的が明確でない場合は本業に専念したほうが良い

副業を行うのであれば、明確な目的をもって行うことが重要です。

何となく副業に取り組んだとしても、長続きすることはありません。


副業を開始しても、最初のうちはあまり収入にはつながらないこともあります。

明確な目的がなければ、モチベーションを維持し、副業を続けることは難しいといわざるを得ません。

副業をはじめれば、働く時間とエネルギーをそちらに割く必要があり、本業に悪影響を及ぼす恐れがあります。

その結果、ワークライフバランスが崩れたり、キャリアアップのチャンスを逃したりする可能性も考えられ、本末転倒になってしまいかねません。


状況によっては、副業に取り組むよりも転職したほうが良い場合もあります。

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Bさんは、もともと建築関連パッケージソフトの開発の業務に携わっていたものの、勤務先の業績不振により年収が下がっていました。

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転職が成功した理由のひとつとして、コンサルタントがBさんの経験やバックグラウンドを考慮して、最適な企業を紹介したことが挙げられます。

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この記事の寄稿者

システムエンジニアの対応する業務範囲は広く、専門性も高いため、副業を行う場合でも、数ある案件のなかから、自らに適したものを選択できます。

それまでに培ってきた経験や知識によっては、副業でも高い報酬を得ることが可能です。

ただし、明確な目的がない場合や収入を安定的に上げたいといった場合には、副業よりも転職することをおすすめします。

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植村元輝
植村元輝

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