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未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能? 向いている人の特徴

未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能? 向いている人の特徴

未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能なのか、年代別に詳しく紹介します。

また、システムエンジニアに向いている人の特徴や、未経験からシステムエンジニアになる方法についても解説しています。

「システムエンジニアに興味がある」という未経験の方は、参考にしてみてください。

未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能?

未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能?

結論から言うと、未経験であってもシステムエンジニア(SE)への転職は可能です。


現在はIT業界全般で人材が不足しており、未経験者歓迎の求人が増えているからです。

加えて、情報技術が進化し、デジタル化が進んでいることもシステムエンジニアの需要が高まっている原因として挙げられます。

実際、令和3年版の情報通信白書では、IT人材が「大幅に不足」「やや不足」としている企業は89%にものぼるとの言及がなされています。


※参照元:総務省|令和3年版 情報通信白書


システムエンジニアを求めているのは、主にITコンサルタントやSIer(エスアイヤー)など、システムの導入を中心に据えている企業です。

しかし、製造、流通、金融、医療、広告業界など、IT以外をメインとする企業が社内システムエンジニアを募集していることもあります。


転職活動を行う際には、広い視野を持って求人を探しましょう。

ただ、未経験での転職は可能であるとはいえ、年齢によってその難易度は変わってきます。


次項から年代別に詳しく見ていきます。

20代は未経験でも採用されやすい


他業界での転職にも言えることですが、未経験での転職は若ければ若いほど有利です。

年齢が若ければ、それだけ自社に貢献してくれる年数が増えると企業は考えるからです。


また、単純に若いほうが知識を吸収し、成長していくスピードが速いからという理由もあります。

そのため、20代での未経験での転職は有利です。


特に、入社3年未満の23~25歳くらいであれば、大手企業への転職も夢ではありません。

ただし、20代後半であれば面接の際などに、なぜ未経験であるシステムエンジニアを志望したのか強い志望動機が求められることもあります。

事前に対策をしっかりしておくことが大切です。

30代からも転職できる


現在のIT業界は人材不足なので、未経験の30代でもシステムエンジニアを目指すことは可能です。

ただ、やはり20代に比べると転職は難しくなります。


そこで、転職に向けて資格取得のための勉強をしたり、独学でも基礎的な知識をつけたりしておくと、書類選考や面接時のアピールポイントとなり、採用に一歩近づけます。

また、未経験であっても、コミュニケーション能力やマネジメント能力を見込まれて採用に至る場合もあります。

これまでの仕事で培った能力をアピールすることが大切です。


その他、システムエンジニア未経験でも、IT業界で働いていたという場合は業界知識があると見なされ、選考の際、有利に働く可能性があります。

40代・50代は難易度が高い


40代以降になると、未経験からのシステムエンジニアへの転職は格段に難しくなります。


ただ、30代の未経験での転職と同じく、業界知識があったり何か資格を持っていたりする場合には、それがアピールポイントになる可能性もあります。

また、マネジメントの経験があれば、それを強く押し出していく方法も考えられます。

転職エージェントなどを活用して、プロのサポートを受けながら、効率良く転職活動を進めていくのがおすすめです。

システムエンジニアに向いている人の特徴

システムエンジニアに向いている人の特徴

それでは、システムエンジニアに向いている人はどのような人なのでしょうか。

せっかく未経験で転職できたとしても、入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいところです。


ミスマッチを防ぐためにも事前にポイントをチェックしておきましょう。

論理的思考を持っている


論理的な思考を持っている人はシステムエンジニアに向いています。

システムエンジニアとして働く際には論理的に物事を考えなくてはならない局面がしばしばあります。


特に、無駄や矛盾のないシステムづくりには論理的思考が必要不可欠です。

筋道立てて物事を考える姿勢が身についていると、問題やエラーが起きた時にも冷静に判断できますし、プロセス設計も適切に行うことができます。

また、システムエンジニアとして働く際には、複雑で難解なシステムを設計しなくてはいけない場合もあります。


その時に論理的思考を働かせれば、最適なシステムを設計するにはどうしたら良いかを導きだせます。

他にも、例えばグループリーダーとして動く場合には、複数の作業項目の割り振りを考えなければなりません。

その際に論理的思考を働かせれば、優先順位をつけて効率良く円滑に作業を進めていくことが可能です。

向上心がある


向上心がある人も、システムエンジニアに向いています。

情報化社会の中、IT業界は日々めまぐるしく変化しています。それに伴いIT技術も進化していくため、常に最新の知識や技術を追い求める姿勢が必要です。

特に最近では、クラウドサービスやAIなどが導入され、システム開発の方法自体が変わってきています。

そこで、新しい技術を積極的に取り入れつつシステムの質を高め、顧客満足度の向上を目指すことが重要です。


ITに興味を持ち努力し続けることで、取り残されることなく仕事を続けていけます。

計画的に物事を進められる


計画的に物事を進められる人もシステムエンジニアに向いています。

システム設計を行う際には必ず納期があります。


その納期までにシステムを納品するためには、何をどれだけ進めていけば良いのかを考えなければなりません。

また、何か問題が起きた時に慌てなくてすむように余裕を持つことも大切です。

そうした余裕は、計画性によって生まれます。

コミュニケーション能力が高い


システムエンジニアの業務は顧客へのヒアリングを通して行われるため、コミュニケーション能力が高い人もシステムエンジニアに向いています。

また、社内でもチームで業務を遂行することが多く、社内外の人と円滑に仕事を進められる力が必要です。

コミュニケーション能力が高ければ、誤解やすれ違いによる作業の遅延、手戻りが少なくなり、効率良く業務を遂行できます。

接客業やサービス業、営業などの経験がある場合、対人スキルを選考の際にアピールするのも効果的です。

未経験からシステムエンジニアになる方法

未経験からシステムエンジニアになる方法

他業種から未経験でシステムエンジニアに転職するのであれば、何かアピールポイントが欲しいところです。

事前にどのようなことをしておけば良いのか、いくつかの方法をご紹介します。年齢の高い人は特に参考にしてください。

プログラミングを勉強する

システムエンジニアとして働く上で必須なのがプログラミングのスキルです。

システムエンジニアはシステムの設計を用意し、それをもとにプログラミングを行うのは通常プログラマーの仕事です。


しかし、適切に指示する上でプログラミングの知識は必要ですし、またシステムエンジニア自身がプログラミングを行う場合もあります。

そのため、プログラミングの勉強を事前にしておくのがおすすめです。

勉強方法としては、独学、専門学校、プログラミングスクール、オンライン講座などがあります。

独学だと疑問点が出てきた時に困ったり、モチベーションが続かなかったりして挫折することも多いため、それ以外の方法で学んでいる人が多いようです。

プログラミングスクールの中には転職支援サービスを提供しているところもあり、そうしたサービスを活用すると、転職までの道のりが短くなる可能性があります。

いろいろと調べてみてライフスタイルに合ったものを選びましょう。

最初はプログラマーを目指し、プログラマーを経て、システムエンジニアになるというルートも珍しくありません。

プログラミング言語は複数ありますが、これらを全て習得しようとするのではなく、JavaやObjective-C、Swiftなど需要が高いものから優先的に学んでいくのが確実です。

資格を取得する


資格を取得すれば、それを知識の証明として選考時に役立てられます。

また、資格取得のための勉強を進めていけば、自然とITについて体系的に学べるので、一石二鳥です。

ただし、資格取得に時間がかかり過ぎて、転職活動を始めるのが遅くなってしまっては本末転倒なので注意しましょう。

IT関連の資格はいろいろありますが、ここではおすすめの2つの資格を紹介します。

【ITパスポート】

IT全般に関する基本的な知識を証明できる国家資格が、ITパスポートです。

IT業界の全ての職種に活かせる資格なので、最初はプログラマーを目指してシステムエンジニアへの足がかりにしたいという人もおすすめです。

試験ではITに関する基礎的知識が選択式で問われます。

令和6年5月度の合格率は社会人が55.6パーセント、学生が43.6パーセントとなっており、比較的取得しやすい資格です。

※参照元:ITパスポート試験 試験結果

ただし、あくまで得られる知識は基礎的な範囲です。

システムエンジニアを目指すのであれば、次の項目で紹介する基本情報技術者試験にも合格しておくと選考にも有利に働きやすくなります。

※参照元:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

【基本情報技術者試験】

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格で、ITエンジニアの登竜門とも言われています。

IT系の仕事で必要な知識をまんべんなく身につけられます。

対象は、IT業界に必要な基本的知識や技能を持ち、実践的な活用能力を身につけた人となっているので、未経験でシステムエンジニアを目指す場合は、まずはITパスポートの資格を取得するのがおすすめです。

ITパスポートも基本情報技術者試験も、問題は選択式です。


出題範囲が広いので、学習計画をしっかりと立てて計画的に勉強をしていくことが求められます。

※参照元 :基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

未経験でも応募できる求人を探す


20代で未経験での転職の場合、未経験者歓迎の求人を探すのもひとつの方法です。

未経験者歓迎ということは、研修制度が整っているとも考えられます。

ただ、求人では研修制度を設けていると記載されていても、実際入社したら簡単な研修で終わってしまったということもあります。企業は慎重に選びましょう。

転職エージェントには未公開の求人がある場合も多く、効率的に転職活動を進めていきたいのであれば、活用するのがおすすめです。

システムエンジニアへの転職なら「メイテックスネクスト」

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また、独占求人や非公開求人を多数保有しておりますので、一人ひとりの希望や適性に合った企業をご紹介させていただきます。

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面談は、土・日や祝日も、また電話やメールでもご相談可能ですので現在在職中の人や忙しい人もご安心ください。


求職者への相談サービスは無料となりますので、一人で転職活動を進める事に不安な方も是非ご検討ください。

まとめ

現在、人手不足の状況にあるIT業界では、システムエンジニアは未経験者でも採用されやすい職種です。

若ければ若いほど転職活動時に有利になるので、転職したいと思った時には早めに動くようにしましょう。

今回ご紹介した方法の中で、自分に合うものを探しながら進めていってください。

この記事の寄稿者

IT企業であれば未経験でエンジニアになれるという想いからSIerに就職しました。

ただ、当初イメージしていた働き方とはギャップがあり、データーベースと向き合う毎日の繰り返しの中で、お客様とより直接的に関わりながらサポートをする仕事がしたい、という気持ちが強くなり転職を決意しました。

こうした経験から、現在は、業務内容や職場環境の実態と自身のイメージとのギャップがなく、やりがいを感じながら働ける仕事に携わってほしい、という想いをもってエンジニアの方々の転職を支援しております。

IT業界の経験者・未経験者を問わず様々な方のサポートをさせて頂いておりますが、皆様の悩みや不安を少しでも解消できれば幸いです。

北岡 優子
北岡 優子

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