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システムエンジニア(SE)の転職に役立つ資格は? 取得のメリットも解説

システムエンジニア(SE)の転職に役立つ資格は? 取得のメリットも解説

システムエンジニア(SE)としてキャリアアップを目指す場合、資格は自分のスキルを客観的に証明し、採用担当者にアピールするための重要なポイントになります。

本記事では、システムエンジニアの転職に役立つ資格や、システムエンジニアへ転職する方法について詳しく紹介します。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニア(SE)の主な仕事内容は、ソフトウェアの設計・開発や保守・運用を行うことです。


具体的には、クライアントからヒアリングを行い、要件定義と呼ばれるソフトウェアの仕様を決定します。

この段階では、クライアントのニーズを詳細に把握し、それを具体的なシステム仕様に落とし込むことが求められます。


仕様が決まった後は実際の開発に移り、ソフトウェアの機能をテストして問題点を洗い出し、修正することも必要です。

開発フェーズでは、主に要件定義を基にシステムの設計を行い、プログラマーに指示を出してコーディングを進めます。

保守・運用フェーズでは、運用中のシステムに問題が発生した際の対応や、システムのアップデートを担います。

これらの工程は細かく分かれていることが多く、それぞれのフェーズで異なる専門知識が必要です。


なお、構築フェーズで実際にプログラミングをするのはプログラマーであり、システムエンジニアではありません。

システムエンジニアの主な役割は、設計やプロジェクト管理を担当し、全体のシステムが円滑に動くように調整することです。

とはいえ、中小企業ではシステムエンジニアがプログラマーを兼務することもあります。

【経験者】システムエンジニア転職に役立つ資格

【経験者】システムエンジニア転職に役立つ資格

経験者がシステムエンジニアとして転職する際には、これまでの業務内容が評価されることになりますが、さらに業務に関係する資格を取得しておくと、大きなアピールポイントとなります。

ここでは、転職時や業務上特に役立つ資格を紹介します。

応用情報技術者試験

エンジニアとしての経験がある場合、応用情報技術者試験の合格を目指すのがおすすめです。応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催している試験です。

基本情報技術者試験よりも難易度が高く、転職の際に強力なアピール材料となります。

毎年春(4月)と秋(10月)の年2回実施されます。筆記による試験で、午前が多肢選択式、午後が記述式です。

システムの企画、要件定義、設計、開発およびサービスの運用などを独力で行えるスキルが問われます。

申し込みの際は、下記公式サイトをご覧ください。

独立行政法人情報処理推進機構(応用情報技術者試験)


システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程である基本設計やルール作りに関する試験です。こちらも独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の主催で開催されます。

応用情報技術者試験よりも難易度が高く、取得により転職を有利に進めることが可能です。


試験は年1回春(4月)に実施されます。

筆記試験で、午前は多肢選択式、午後は記述式と論述式です。


システム開発の上流工程を主導し、部下を指導するスキルが問われます。

難易度は非常に高いですが、現場のリーダーを目指したい場合や、自分の市場価値を高めてさらなるステップアップを目指したい場合にはおすすめの資格です。

詳細については、下記公式サイトもご確認ください。

独立行政法人情報処理推進機構(システムアーキテクト試験)


応用情報技術者試験やシステムアーキテクト試験は、システムエンジニアとしての高い能力を証明できる国家資格です。

転職市場での競争力を高めるためにも、知識やスキルに自信がある場合はぜひ試験対策を十分行った上で挑戦してみてください。

【未経験】システムエンジニア転職に役立つ資格

【未経験】システムエンジニア転職に役立つ資格

システムエンジニアは未経験でも応募可能な求人が多く存在しますが、実務経験がない場合でもITに関する知識を証明するためには資格の取得が有効です。以下では、未経験者がシステムエンジニアへの転職を目指す際に役立つ資格を紹介します。

ITパスポート

ITパスポート試験は、エンジニアだけでなく、一般的なITシステムに関する基礎知識を持っていることを示せる資格です。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催しています。

コンピュータベースのテスト(CBT)形式で、随時受験が可能です。多肢選択式で100問が出題され、基礎的なIT知識を幅広くカバーしているため、未経験者でも挑戦しやすい資格です。

近年は合格率が50%台で推移しており、決してIT業界未経験者に厳しい試験ではありません。


さらに詳しい試験の詳細は、下記公式サイトもご覧ください。

独立行政法人情報処理推進機構(ITパスポート)


基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITパスポートよりも難易度が高く、エンジニア向けの試験となります。

公式サイトにも「ITエンジニアの登竜門」と記載されており、情報技術の基礎知識やプログラミング、データベースなどの基本的な問題が出題されます。


この試験もCBT方式により随時受験可能であり、試験は科目Aと科目Bに分かれており、いずれも多肢選択式で行われます。

上位者の指導の下で、システムの企画や要件定義、構築に参加できるスキルを持っていることを証明できる資格です。

未経験からシステムエンジニアを目指す際の大きなアドバンテージとなるでしょう。


公式サイト 

独立行政法人情報処理推進機構(基本情報技術者試験)


ITパスポートや基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が開催している情報処理技術者試験のひとつであり、国家資格です。

システムエンジニアとしてのキャリアを築くための第一歩として、ぜひ挑戦してみましょう。


システムエンジニアになるには

システムエンジニアになるには

システムエンジニアとしてのキャリアを築くためには、いくつかのアプローチがあります。未経験からのスタートなのか、経験者枠での中途採用を目指すのか、またはエンジニアからの転職でこれまでの業務とは別の工程に携わりたいのかなどさまざまです。ここからは、実際にシステムエンジニアへ転職する際のアプローチ方法について解説します。

プログラマーからキャリアアップをする

プログラマーからシステムエンジニアへのキャリアアップは、プログラミングの知識があるため非常に有利です。

プログラミング言語を理解していることで、既存のシステムと連携させる新たなシステムを開発する際もスムーズに仕様を理解できるなど、業務をこなしやすくなります。


もちろん、システムエンジニアとして働くためには、プログラミングの工程だけでなく、全体のプロジェクト管理や要件定義などの新たなスキルや知識が必要となります。

また、システムのコーディングが完了した後も、機能のテストやデバッグ作業が必要になり、上位のエンジニアになるほど求められるスキルは多岐にわたります。


システム開発の上流工程とプログラミングの両方を十分に理解しているエンジニアは多くないため、それぞれの分野に精通すれば、かなり重宝される可能性があります。

そのためエンジニア未経験の場合は、まずプログラマーを目指し、そこからシステムエンジニアへステップアップするのも有効な方法です。


未経験可の求人に応募する

プログラマーなどの経験がない場合は、未経験可の求人に応募するのも良い方法です。

システムエンジニアは全体のプロジェクト管理やコミュニケーション能力が求められるため、前職でそのような経験があれば、その点をアピールできるかもしれません。


ただし、未経験エンジニアの場合、最初からプロジェクトの上流工程に関わることは難しく、システムが完成してからのテストや保守・運用業務のみを担当することが多いでしょう。

このような業務だけではシステムエンジニアとしての技術が身につかない可能性もあります。


そのため、IT人材として常に最新の技術にアンテナを張り、継続して勉強することが重要です。

また、IT企業によっては勉強会や研修が頻繁に開催されていて、教育に力を入れている場合もあります。


未経験でシステムエンジニアに転職するならそのような企業への入社を目指すのもひとつの方法です。


独学・資格を取得する

システムエンジニアになるために必須の資格はありません。

しかし、未経験または経験不足の場合は特に、独学でプログラミングを学んだり、IT系の資格を取得したりすることで知識やスキルを身につけることが重要です。


IT系の資格には、未経験者向けの基礎的な資格から、上級のシステムエンジニアであることを証明する資格までさまざまな種類があります。

まずは自分のレベルに合った資格の取得を目指し、徐々に難易度の高い資格に挑戦するのがおすすめです。


未経験またはある分野に関して実績が不足している場合、資格は自分のスキルを証明する有力な手段にもなります。

システムエンジニアの転職で資格を取得するメリット

システムエンジニアの転職で資格を取得するメリット

特に未経験者の場合はスキルをアピールできる

システムエンジニアの転職においては、通常は実務経験が重視されることが多いため、必ずしも資格が必要というわけではありません。

しかし、特に未経験者にとっては、関連する資格を取得することによって自分のスキルをアピールすることが必要です。


未経験者可の求人で、業務未経験の候補者が複数人いる場合、当然ながら資格を持っているほうが有利になることが多くなります。


資格を取得することで、基本的なスキルを持っていることを客観的に証明できるだけでなく、新しいことを学ぼうとするポジティブな姿勢や、システムエンジニアとして働く熱意やポテンシャル、資格取得のための取り組み自体もアピールできます。


入社後の資格手当・昇給も期待できる

企業によっては、資格手当が支給されることもあり、年収アップを見据えて資格を取得することは非常に有効です。


資格手当を支給している企業では、取得難易度の高い資格ほど手当の金額も大きくなることが多いため、給与アップをモチベーションにして難しい資格に挑戦することもおすすめです。


また、資格手当だけでなく、その後の昇進につながる場合もあります。

資格を持つことで、専門知識があると認められ、より責任のあるポジションや大きなプロジェクトを任される可能性が高くなります。


さらに、さまざまな事業を展開しているIT企業では、企業内の配置転換で別の業務を担当するチャンスを得られる場合もあります。

その際にも、関係する資格をあらかじめ取得しておくことで、熱意をアピールすることができ、希望する業務に就ける可能性が高まります。


資格取得は、システムエンジニアとしてのキャリアアップを図り、長期的な成長を支える重要なステップとなります。

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まとめ

システムエンジニアとして転職を考える際は、資格によってスキルをアピールし、入社後のキャリアアップにも備えておくことが重要です。

資格取得のメリットを活かして自分に合った職場を見つけ、充実したキャリアを築いてください。

どうすべきか迷ったら、エンジニアの転職支援を行う弊社「メイテックネクスト」にぜひご相談ください。

この記事の寄稿者

次のステップへ向かうための転職ですが、希望以上に不安や悩みが大きくなってしまうものだと思います。

その不安や悩みを少しでも求職者様の転職へのエネルギーに変えることができるよう、次のステップでのご活躍を目標に伴走いたします。

吉澤さつき
吉澤さつき

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