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SPEED×UNIQUE×No.1で、唯一無二の存在になる~株式会社ヴァイナス

SPEED×UNIQUE×No.1で、唯一無二の存在になる~株式会社ヴァイナス

1996年に設立された株式会社ヴァイナスは、CAE・CFDの業務効率化とレベルアップを推進するため、さまざまな事業を展開しています。


3つの軸であるCFDソフトウェア製品」「最適化ソフトウェア製品」「技術系アプリケーション開発/サーバー&クライアント利用効率化のソフトウェア製品の開発と販売サポート、ならびに計算の受託サービスを提供しており、創業以来、国の研究機関や国家レベルのプロジェクトにも関与してきました。


「Best Partner for Best Solution!(ユーザーにとって最高のソリューションを提供する最高のパートナーであり続ける!)」をサービス理念に掲げ、技術の変遷や時代のトレンドに合わせ、独自性を持ちながらスピード感をもって技術開発に取り組んでいます。


同社の創業者であり、長年にわたり数値解析に携わってきた藤川泰彦社長に、弊社メイテックネクスト関西支社長:木嶋からご自身の起業のきっかけや道のり、同社の事業内容、そしてヴァイナスで働く姿が想像できるようなユニークな取り組みや企業の雰囲気、さらにエンジニアへのメッセージについてお話を伺いました。

数値解析のユニークなプロフェッショナル集団を生み出す

数値解析のユニークなプロフェッショナル集団を生み出す

――ヴァイナスを設立するに至るまでの藤川社長の経歴を教えてください。


仕事の場所や企業、立場は変わってきましたが、私は一貫して数値解析に携わってきました。

大学では有限要素法を専攻し、卒業後は神戸製鋼所に入社しました。


当時、技術開発本部の研究所で数値解析の展開に携わっていましたが、1980年代後半から1990年代後半にかけて、さまざまな企業がスーパーコンピューターの開発に乗り出し、シミュレーション事業を拡大する動きが広がっていました。


神戸製鋼もその流れに乗り、スーパーコンピューターのソフトウェア会社を子会社化し、シミュレーション技術の開発を進めていました。

私はその一環として、子会社に出向し、神戸製鋼の研究所が生み出した最先端のシミュレーションソフトウェアをパッケージとして販売する等、CAEビジネスの立ち上げに従事しました。


前職でさまざまな経験を積んだおかげで、お客様のニーズにより幅広く応えられるサービスを提供したいという思いが芽生え、それがヴァイナス設立のきっかけとなりました。

――世界的研究機関や国家レベルの研究開発プロジェクトにも関わっているそうですね。そのように各方面から信用を得ている理由はなぜだと思いますか?


東京大学生産技術研究所や国内の大学や理化学研究所などの研究機関等、多くの大学や研究機関と国家レベルのプロジェクトに関わっていること、また防衛に関わる設計に関わる情報を取り扱うためコンプライアンスを厳守していることが、弊社への信頼の要因として挙げられると思います。

 

例を挙げますと、JAXAの基幹ロケットのH2AやH3用1段エンジンの開発のためのシミュレーションのプロジェクトに長年参画していること、JAXAが開発した複数の研究成果を弊社が製品化し社会実装していること、更にNASAの要求で開発された米国のソフトウェア「CRUNCH CFD」を弊社が販売サポートしていることなどが、当社への信頼の要因になっていると思います。

 

技術シーズを製品化し社会実装していくには、大企業の方が蓄積されたシーズや知識が多いかもしれませんが、当社の行動スローガン「SPEED・UNIQUE・No.1」にもあるようにスピードが重要です。


例えばその技術をWindows上で使えるように一般化したり、マニュアルを作成したり、トレーニングを行ったりと、実際の業務に適用できるようにきめ細かく落とし込む必要があります。

当社は大企業のような制約が少なく小回りが利くため、迅速にプロジェクトを立ち上げることができ、そのスピード感で信頼を頂いているのだと思います。

大規模・高精度・高速化、そしてAI活用によって高品質な数値解析を実現

大規模・高精度・高速化、そしてAI活用によって高品質な数値解析を実現

――ヴァイナスの技術や製品開発において、今後注目しているポイントは何ですか?


CFDの大規模・高精度・高速化を実現するための取り組みを進めています。

高精度なシミュレーションの実行とスーパーコンピューターには切っても切り離せない関係があります。


弊社は富岳がある神戸の富岳/FOCUSスパコン利用支援センターにも拠点をおいてスーパーコンピューターをより使いやすくするための活動を行っています。

大規模なデータの可視化では、コンピュータの容量を超えてしまったり、計算時間が長引き費用が膨らむなどの問題があります。


これらの課題を解決するために、スパコンの活用と高速処理を可能にする各種ソフトウェアを活用して処理速度を向上させています。

 

最近では計算速度向上に、GPUネイティブコーディングのCFDアプリケーションを2024年中に市場投入する計画です。

この製品を使用すれば、例えばこれまで数日間かかっていた計算をわずか数分で完了することも可能になります。


これにより、大規模データの処理と高速化が実現可能となります。

高精度については、アメリカの企業や大学と連携し、高度なコーディング技術を提供できるよう準備を進めています。


ヴァイナスは世界最先端の技術力を持つパートナーと積極的に連携し、日本市場に適用できるようにローカライズすることが重要だと考えています。

 

また、AI(機械学習技術)を活用したメッシュの最適設計にも注力しており、シミュレーション計算に必要な高品質メッシュをAIを使って迅速に生成するシステム「AI Grid Doctor」を開発しました。これらの技術が、質の高いソリューションとサポートをお客様に提供することにつながっています。

――重工系や自動車メーカー以外に、今後尽力したい業界などはありますか。


原子の第一原理計算、つまり「従来は天然に存在しないような材料を分析・開発するシミュレーション技術」を、東京大学生産技術研究所発のベンチャー企業が生み出しました。


我々もこの企業運営に関与しており事業化推進を行っております。

当社の技術顧問には、東京大学名誉教授の小林敏雄先生(工学博士)をはじめとする高いレベルの教授陣が在籍しています。

そのため、このような全く新しい技術にも力を注ぐことができるのです。


「産業革命は材料革命である」とも言われるように、今後の展開が非常に楽しみです。

自分自身のスキルやライフスタイルに合わせて働ける環境を確立

自分自身のスキルやライフスタイルに合わせて働ける環境を確立

――藤川社長のお話の中には、御社の行動スローガン中にある「UNIQUE(ユニーク)」という言葉がたくさん出てきます。そのようなカルチャー、風土が浸透していると感じる点はありますか。


当社の恒例行事として、毎年12月にクリスマスパーティーを開催しています。


その際、東京オフィスからもメンバーが集まり、1年間の成果研究発表会を行います。

技術者が、お客様や産業界全体に対してどのような取り組みを進めてきたかを発表するのですが、発表方法は自由です。


寝転んで発表してもいいし、お酒を飲みながらでも、パワーポイントではなく風船を使っても構いません。

人事評価に影響しないように、マネージャー陣は関与せず、フリーフォーマットで発表した内容を社員同士で採点し合います。


そして、パーティー前に集計し、シャンパンで乾杯した後、順位を発表します。

このような取り組みも、当社のユニークさのひとつだと考えています。

 

また、当社は創業当初(1996年)からいち早く“在宅勤務”を導入していました。


開発業務において、自宅で集中した方が効率が良い場合もあるため、それぞれの社員がアウトプットしやすい環境づくりに力を入れています。


さらに、例えばスキーが趣味の社員が冬に休暇を取りやすいように、休暇も自由に設定できるようにしています。

各従業員のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を提供することで、業務に集中し、成果にコミットできると考えています。

――実際に働く従業員からはどのような評価を受けていますか。


やはり、自分の裁量で働ける点が評価されています。

先ほどの年間の長期休暇日は社員の自己の予定に合わせて年間で調整できます。


また在宅勤務とオフィス出社予定を自分で決めることができます。

非常に些細なことですが昼食は自分と仕事のスケジュールに合わせて自由時間で食べることができます。


ある程度、自己管理に委ねているため、それぞれが自分に合ったモチベーションを維持し、最適な環境を整えながら仕事に取り組んでいます。

――最後に、エンジニアに向けてメッセージをお願いします。


我が社であなたが実現したいことにチャレンジしてみませんか?


もちろん、お客様からのオーダーに応じて仕事を進めますが、会社が今、行っている事業やサービスだけでなく、「こんな事業や製品やサービスもあるのではないか」「未だ世の中にない新しいことをやりたい」といった希望を叶えることができます。


自分たちで全く新しいものを創り出せる環境です。


時には困難に直面することもあるかもしれませんが、何よりもおもしろいことにチャレンジするユニークさを重視しています。

知識や経験を活かしたいと考えている方は、ぜひ我が社の扉を叩いてください。

この記事の寄稿者

今回は、CAE・CFDの業務効率化とレベルアップを推進するため様々な事業を展開している、ヴァイナス社に伺いました。

東京大学生産技術研究所や国内の大学、理化学研究所などの研究機関等、多くの退学や研究機関との国家レベルのプロジェクトに関わっていたりと、国の重要機関からの信頼も厚い同社。

信頼を獲得し、技術シーズを社会実装する点において、重要なことが同社の行動スローガンである「SPPED・UNIQUE・No.1」にも結び付いている点などを代表藤川様から直接お伺いできた貴重な機会となりました。

特に、現在では一般的になった「在宅勤務」も同社では作業効率や従業員の事を考えいち早く取り入れていた点など、革新的な制度を取り入れていく「UNIQEさ」も改めて同社の魅力であると実感致しました。

この記事を読み、少しでも同社にご興味がございましたら、お気軽にご相談下さい!同社の更なる魅力をお伝えさせて頂きます。


渡部 伸
渡部 伸

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