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三菱電機株式会社 【鎌倉製作所】

準天頂衛星(測位衛星)のシステム設計

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求人情報

職種
回路設計
勤務地
神奈川県鎌倉市上町屋325番地
年収
450万~900万円
仕事内容
●入社後2年間の業務内容
【~入社後3か月】
・三菱電機の標準衛星プラットフォームDS2000や測位衛星システムの概要把握
・衛星開発を始めとした鎌倉製作所における会社業務の基本的進め方習得
【~入社後6か月】
・製造・試験中衛星システムの設計内容、開発・試験検証計画の習得
【~入社後1年】
・製造・試験を指示する図面・規格類の作成・維持の補助
・システム試験の準備、評価の補助
【~入社後2年】
・衛星システムの試験完了後審査資料の作成・補助、新規開発衛星の設計・検討参加等

●業務の課題
・人工衛星は、部品点数が約70万点であり、ロケットの約2倍、自動車の約70倍の大規模システムである。投入される宇宙は、絶対零度の真空環境で、太陽光や電子線、紫外線に晒される厳しい環境であり、その中で15年以上正常に動作し続けるために高い信頼性が要求される。
・上記を実現するために、大規模システムの要求仕様把握、仕様フローダウン、網羅的な要求の実現、システマチックな品質確認、開発・検証計画の策定・実現が必要になる。

●キャリアステップイメージ
入社ご1年~2年は課員の作業補助の形で、業務の進め方を習得するとともに、対象システムの設計の理解を進めて頂く。
2022~2023年度は、衛星システムの組立・試験が、4、5か月差で3機分流れるので、実際のハードウェアや試験結果を確認しながら、効率良く繰り返し技術習得する機会となる。
並行して次世代衛星の開発を2021~2024年度に実施しており、測位衛星の基本を理解した上での次世代技術の開発に関わって貰うこともできると考えている。
技術習得・開発と併せて、プロジェクトを推進するコスト/スケジュール/リソース/ステークホルダ管理にも関わることで、課内での中核・管理的ポジションを担っていただくことも可能。

●期待すること
・宇宙特有の業務の進め方、設計分野に習熟頂くとともに、衛星各号機の設計・試験評価を精度高く効率良く進めるのに協力頂きたい。
・大規模システム(部品数/開発期間/コスト)であり、職場内/他部門/ベンダ/他社/客先等様々な立場の方と信頼関係・協力関係を円滑に築けるのが成功の鍵になる。明るく前向きに、誠実かつwin
winの精神で業務に臨んで欲しい。
・個産の大規模システムを網羅的に高品質に構築する特性上、IT技術等による効率化の余地が大きいと考えており、保有能力を生かした考案改善を積極的に提案頂きたい。

●採用背景
測位衛星開発に向けたシステム設計者の人員補充

●業務の魅力(職場の特徴含む)
・日本版GPSとも言われる、準天頂衛星システム「みちびき」を構成する測位衛星のシステム設計業務をお任せします。
・配属部署では内閣府国家プロジェクトで受注したシステムの開発を担っており、国家施策という非常にスケールの大きい業務(国のインフラを支える人工衛星開発)に携わることができます。
・上記と合せて、将来の衛星システム・測位システムに向けた開発も実施しており、新規技術開発に係ることが出来ます。【職種の変更の範囲】当社業務全般
応募条件
●必須の経験(業界・スキル・資格・人物面・語学力など)
以下いずれかのご経験をお持ちの方
・電気設計(回路設計、EMC等)
・通信設計(回線設計等)
・機械設計(3D CAD等)
・制御設計

●歓迎要件(業界・スキル・資格・人物面・語学力など)
・熱・構造設計に関わる知見をお持ちの方
休日休暇
土曜/日曜/祝日、GW、夏季、年末年始など(会社カレンダーに準じる)年次有給休暇:20-25日 特別休暇2-4日(30歳、40歳、50歳到達年) 産休・育休制度
年間休日数
129日
就業時間
08:45~17:15

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企業情報

企業概要
<宇宙開発のリーディングメーカー/日本を代表する主要防衛企業>
鎌倉製作所は、1962年に関東における最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始した。そして1976年、日本初の電離層観測衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発のトップメーカーとしての礎を築く。その後、現在まで約30年間、宇宙実験・観測フリーフライヤーの打ち上げと回収の成功など、国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけている。さらに、貴重な周波数「ミリ波」に注目し、人工衛星に搭載する地球観測機器や自動車搭載の前方監視レーダーなど、様々なミリ波利用製品の開発にも取り組んでいます。
■製品/業務内容…誘導飛しょう体システム、火器管制システム、情報・通信・指揮システム、人工衛星、人工衛星搭載機器、衛星通信用地上設備、ITS、DSRC応用システム、統合セキュリティー、LBS、高精度測位応用システム、三次元GIS
<CLOSE-UP PRODUCTS>
◆イギリス・イタリアとの最新式戦闘機の共同開発_次期戦闘機…世界各国の戦闘機が高機動性、高ステルス性、更には無人機との協働等を追求し開発競争が進む中、それらに対抗できる新たな戦闘機を開発すべく、日本がイギリス・イタリアと3か国による共同開発を行うこととなった。三菱電機は、この戦闘機に搭載するレーダーを始めとした「戦闘機の目と頭脳」とも言える様々な搭載電子機器システムの開発担当企業として参画している。鎌倉製作所ではこれまでも当時世界最先端であったF-2戦闘機のレーダーなどの開発・製造を行っており、これまでに培った技術を駆使し世界最高の戦闘機を創り上げるべく、イギリス・イタリア企業とも連携して取り組んでいく。
◆海に囲まれた日本の海洋の自由で安全な利用を守る_護衛艦搭載多機能レーダー…四方を海に囲まれた島国である日本は広大な排他的経済水域を持っており、外国からの資源・食糧等、多くを依存する我が国の貿易はその9割以上を海上交通に依存しているため、自由な交通等の安全な海洋の利用を守ることは私たちの平和と繁栄の基礎であり欠かせない。鎌倉製作所では、その役割の多くを担う海上自衛隊の護衛艦の対空レーダを長年にわたり開発してきており、360度全周を常に監視し、対空以外にも水上捜索を始めとする多くの機能を持つレーダーとなり、護衛艦の能力を支えている。
◆気象現象に加え、地球環境の監視機能を持つ衛星_ひまわり8号/9号…静止気象衛星のひまわり8号と9号は、当社が2006年に納入したひまわり7号(運輸多目的衛星:MTSAT-2)の後継機である。ひまわり7号に用いた信頼性の高い当社標準衛星プラットフォーム「DS2000」を高性能化し、世界最先端の観測能力を有するセンサー(可視赤外放射計)を搭載し、気象予報の精度向上が期待されている。8号は2014年10月に打ち上げ、2015年7月より本格運用を開始し、2016年11月に打ち上げた9号は、2017年3月より待機運用を開始している。
◆厳しい国際競争を勝ち抜いて受注_Es’hail-2…Es’hail-2はカタールの国営衛星通信事業者であるEs’hailSat(エスヘイルサット)社から受注した静止通信衛星。日本の衛星メーカーとして、アラブ諸国から人工衛星を受注したのは初めて。過去当社が受注したST-2、Turksat-4A/4Bといった海外向け商用通信衛星で築いた実績が評価され、国際競争を勝ち抜き受注に至った。同衛星は2018年11月に打ち上げを完了し、中東・アフリカ地域を中心とした広範囲で大容量かつ高セキュリティーな商用TV通信や商用データ通信及び政府系機関向け通信サービスのために運用中。
◆人々をみちびく「日本版GPS」_準天頂衛星システム「みちびき」…準天頂衛星システム「みちびき」は、内閣府主導で構築された日本の衛星測位システムで、鎌倉製作所で製造し2010年から2017年にかけて打ち上げられた4機の衛星により、2018年11月にサービスが開始された。同じく鎌倉製作所で開発した小型・軽量・省電力の高精度測位端末(AQLOC)は「みちびき」のCLASという誤差数センチの高精度衛星測位サービスを利用でき、農機の自動運転や鉄道運行管理など、様々な用途へ適用が進められている。現在、5号機~7号機も製造中で、2023年度に7機体制とすることによりGPS衛星に頼らない自律測位システムの確立を目指している。
◆地上からISSに物資を補給_宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)…国際宇宙ステーション(ISS)まで無人で自動接近飛行する補給機。ISS交換部品、実験機器、宇宙飛行士の日常品などの物資を運び、補給後は使用済みの実験機器や衣類などを積み込み、大気圏に再突入して廃棄。当社は全体システム設計を三菱重工と担当し、HTVの頭脳である電気モジュールを開発した。2009年の初号機に始まり、2020年の最終機となる9号機までISSとのドッキング及び物資輸送を全機成功させた。HTV向けに開発した近傍接近システムは海外でも高く評価され、米国NASA向けの民間宇宙貨物輸送機「シグナス」にも採用された。現在は、後継機となる新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)の開発も進められている。
◆自動ブレーキで交通事故から人々の安心、安全を守る_車載ミリ波レーダー用モジュール…車載ミリ波レーダーは自動車に搭載して前方を監視するセンサーであり、自動ブレーキや車間距離を一定に保って走行するオートクルーズなどに用いられている。ほかのセンサーであるカメラやレーザーレーダーと比較して、ミリ波レーダーは検知距離が長く、検知性能が天候に左右されにくいという特徴を有する。ミリ波レーダー用モジュールは、アンテナ/電波送受信/デジタル信号処理を一体化したもので、ミリ波レーダーのキーパーツである。鎌倉製作所は保有する優れた高周波回路技術やアンテナ技術により、2003年からミリ波レーダー用モジュールを量産している。小型化、低コスト化、高機能化開発を推進し、現在では北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、中東と世界中の自動車に搭載され、交通事故から人々の安心と安全を守っている。
◆安全・快適な道路交通環境を実現_高度道路交通システム「ITS」…ITS(Intelligent Transport Systems)は、人・交通・車両の情報をリアルタイムに結びつけ、渋滞・交通事故の低減や利用者の快適性向上を目的とした最先端の交通システムの総称。その中で鎌倉製作所が2001年に日本の高速道路最初のシステムとして開発、納入したのがETC(Electronic Toll Collection)である。5.8GHz帯の電波を使用したDSRC(専用狭域通信技術)により、限定されたスポットにおいて最大4Mbpsでの双方向通信を行う。最近ではスマートICのほか、フリーフローと呼ばれる開閉バーの無いタイプについても普及し、首都高出口のシステムでは当社が100%のシェアを誇る。(2022年9月現在、首都高向けフリーフローETC設備において、当社調べ)
従業員数
149,655人

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上記の情報は、求人情報の一部のみです。
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藤田睦貴
(担当コンサルタント: 藤田睦貴)

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